広告費は増えるのか減るのか(2)
広告費が増えるのかどうかというテーマは、情報の流れがどう変わっていくのか、というテーマと近しいと思っています。情報の流れが変わるとき、消費行動も変わるはずです。消費行動を喚起するためには、企業は何かに情報を流さないといけない。では、何に流せばいいのか?どうやって流せばいいのか?ネットを使ってこれまで情報を広く流せなかった企業も流せるようになると、何が変わるのか?本題目はそのヒントを探そうという意図です。
さて、ネット広告はこれまでの広告市場を変えるのか、変えないのか。変えるとするとどのように変えていくのか。世界のネット広告市場を牽引しているグーグルの動きがヒントにならないだろうか、と少し調べてみようと思います(彼らがネット広告市場を牽引する意図があるかどうかというよりは、影響を与えざるを得ない存在であるという意味で)。
グーグルの2005年の年次報告書(10-K)を見ると、売上は61億ドル。アドワーズの売上比率は55%、アドセンスが44%、他企業へのライセンスが1%、という内訳となっています。地域別の売上の内訳は、アメリカが61%、イギリスが14%、その他が25%、と書いてあります。別の場所にはヨーロッパと日本が大きい、という書き方をしているので、その他の地域には多くそこが含まれていると思われます。
グーグルの広告主の業種や規模がわかればな、と思いましたが残念ながらこの年次報告書には見当たらないようです。ロングテール部分(上位2割の広告主を除いた部分)での売上構成比率を約50%と仮定する(ここは実データが欲しいところですが、なかなか手に入らなさそうだ)と、30億ドルがそれに相当する。
ここで気になるのは、この層はこれまで既存媒体に広告費を投じていたのかどうか、ということです。もし投じていなければこの30億ドル分は新たに登場した広告市場ということになる。既存媒体による市場はそれによって減少するのかどうか?あるいはまた別の原因で(HDDレコーダーの登場でテレビの広告市場は減ると言われているように)減少するのか?
うーむ、どう考えようかな・・・。
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