ご挨拶

移り変わりの激しいモバイルインターネット業界ですが、最先端を切り開く一員としてそれがどういうことなのかを自分なりに解釈・翻訳してお伝えすることで、業界内外に関わらずワクワク感を共有できる人が増えると嬉しいです。

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深田浩嗣 Koji FUKADA

1976年京都生まれ、京都育ち。仕事を始めて東京に在住。

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2006年10月23日

Category [ ネットが社会にもたらす影響 ]

高齢化社会とIT

先日とある機会があって、高齢化社会とITということを少し考えていました。「高齢者」とは一般に65歳以上を指していうそうですが、現在の65歳というとまだまだ元気な方も多くいるはず。最初、このテーマについて聞いた時には介護・福祉といった単語が思い浮かびましたが、元気のいい高齢者がさらに活躍できるような場をITを使って作っていくという方向性も同様に重要なのではないかと考えました。

これは僕自身の話ですが、以前に祖母(普段は京都にいるのですが)が東京に遊びに来たときにを表参道~原宿を案内するということがありました。何でも子供の頃にそのあたりに住んでいたらしく、どんな風に変わったのかを見てみたいということでした。祖母の記憶の時期というのは戦前~戦後らしく、案内する道すがら当時の様子を色々と話してもらいました。

空襲の話や当時の表参道には防空壕がたくさんあった話、焼夷弾がばらまかれて焼け野原になっていた話などが出てくるわけです。生まれてこの方祖母からそんな話を聞いた事がなかったので「そんな経験をしていたんだ」ということ、そしてその話のリアルさ(自らの経験談なので当たり前ですが)に衝撃を覚えました。なにせ「あの木は当時からあった。その電話ボックスの周りには防空壕があった」などという話がぽんぽんと出てくる。

切実に戦争ってひどいなと感じました。こういう話・体験談は高齢者ならではではないでしょうか。戦争に限らず、当時の情景を思い浮かべる手段として「体験談」と言うのは非常にリアリティのあるコンテンツです。ITを活用することで、高齢者そのものがコンテンツプロバイダーとして非常に価値のあるものを提供することが出来るはずだと思います。コンテンツプロバイダーというとなにやら冷たい感じがしますが、語り部的な存在という意味合いです。

加えて知的労働者としての活躍の場もあり得るかと思います。知的労働の成果物はネットだけで流通させられるほどまだ環境は整っていませんが(AmazonのMechanical Turkなど)、これもある程度までは時間の問題でしょう。一旦リタイアしていれば対価についての相場観もかなり安価でもいいという高齢者も多くいるはず。やり方次第でうまい市場が作れるかもしれません。

問題は、ITリテラシーをどこまで上げていくことができるかということでしょうか。使えないと場があっても参加が出来ません。このボトルネックをどう解消するのか。取り組むべき大きなテーマの1つです。

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2006年10月16日

Category [ ケータイ ]

ケータイでもコンテンツ投稿・共有型のサービスが増えています。

最近、新しいタイプのコンテンツ投稿・共有型のサービスがケータイでも増えています。先日少し触れたveena!はiTuneのミュージックリストを投稿・共有するサービスでしたが、スティッカムという動画コンテンツの投稿・共有型のサービスがケータイ版を開始しています。PCの方はSNS的要素も持っていますが、ケータイの方は昔流行ったHot or notのようなインタフェースを採用しています。これは投稿されたコンテンツを5段階で評価して次々に見ていくという形式になっていて、ケータイでも見やすいです。Klabさんも最近ケースペ、という動画・画像・デコメの投稿・共有型のSNSサービスを開始しています。タグクラウドで検索させるというインタフェースは良くできているなと思いました。中でもDeNAさんのモバゲーは、質・量共に圧倒的に良くできています。

今後間違いなくケータイでもユーザ投稿・共有型のサービスが増えていきますが、公式サイトのしがらみを外れてこうしたサービスが立ち上がっていくことでケータイならではのネットサービスがどんどんと形作られていくことになります。ゆめみとしてもこうしたサービスへの取り組みは今後進めていきますが、まず現段階では他社さんも含めてたくさんのサービスが立ち上がっていくことで、業界全体としての盛り上がり感を出していきたいです。そしてケータイのおもしろさ・便利さに気付く人をどんどん増やしたい。

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2006年10月13日

Category [ 自社ネタ ]

Bmail:ブログ更新情報をケータイに届けるブログパーツ。

Bmail、というブログパーツを貼り付けてみました。これ、ブログの更新情報をケータイのメールに届けてくれるという今までありそうでなかったブログパーツです。ブログをケータイから確認したいというニーズはかなりあると思っているのですが(個人的にもそうしたいのでこのブログパーツは自分が購読しているブログには是非貼り付けて欲しい!)、なかなか気軽に出来る方法がこれまではありませんでした。

まずはこのBmailを使ってもらうことでケータイでRSSを見れることの便利さがわかってもらえれば、RSSリーダーアプリとしてのSweetアプリの便利さをわかってもらえるに違いないと考えています。

今後、PCとケータイの融合はどんどんと図られていきますからケータイならではの使い方をゆめみとしては追求していきます。まずはブロガーの皆さん、一度ご利用下さい!

なお、ドメイン指定受信を設定されている方は、agw.stを受信できるように設定をお願いします。

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2006年10月12日

Category [ ケータイ ]

テレビ連動型ケータイサービス ルドイア☆星惑三第

“2.0”の波がいよいよテレビ業界にもというCNETさんの記事を見てふと思い出したのですが、

先日たまたまテレビを見ていた時に妙に目が離せないケータイ連動型の番組がありました。ルドイア☆星惑三第、という奇妙なタイトルの番組です。日テレで、土曜日の深夜にやっていました。なんとなく全体的な雰囲気の奇妙さはペーパーボーイさんがやっているオモコロに通じるものがあって(個人的にこのサイトはすごく好きだったりします)、ふと惹かれてみていたのですが実は番組中でケータイをかなり使わせています。

オーディションの投票をケータイ経由でさせているのはわかるのですが、条件がちょっと変わっていて一人何回でも投票できるけれども投票数が1500票以上1800票以下の場合にオーディション合格となるそう(結果発表は次回持越しです)です。テレビなので企画主導で決まったことかとは思いますがシステム的にも非常にやりやすいものになっているということでよく考えているなと思いました。

番組途中でも、グッズ販売をケータイでやっているということをかなりアピールしていたように思います。番組全体にただよう独特の雰囲気とケータイの使い方が印象に残る番組でした。

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2006年10月11日

Category [ ネットが社会にもたらす影響 ]

Web2.0→真実の変遷、という捉え方。(2)

Web2.0以前の世界の真実はなんだったのか、誰の言うことが真実だったのか。人々は何から情報を得ていて誰の言うことを聞いていたのかということを考えると、いわゆるマスメディアになります。もちろんクチコミはありますがマスメディアを通じないクチコミの及ぶ範囲は(ネットがある現在に比べて)極めて限定的であったと言えると思います。

これが、Webが浸透していくことで徐々に変わってきている。Web2.0以後の世界では情報源がとんでもなく増えてしまいました。その結果、誰の言うことが真実なのか非常に混沌としています。ただ1つ人々が感じ始めているのが「マスメディアの言うことはこれまで真実だったが、これからはそうでもないのではないか」ということではないでしょうか。

今は過渡期にあるので、「じゃあWeb2.0以後の世界の真実ってなんなんだ」という問いかけにはまだ答えが出ていません。ユーザ一人ひとりが発信する情報に真実があるのか?ブログやSNSなどのCGMと言われるサイトを見た時に言える事は、「これまでになかった真実があるのは確かだ。しかし全てが真実というわけではない。」ということだと思います。多数のユーザによる評価サイトは真実なのか?「みんなの意見」は案外正しいというが、本当にそうなのか?仮想市場という考え方はどうだ?「全体としての意見はわかるが、自分にとっての真実かどうかは自分で決める」ということになりそうです。じゃあグーグルの検索結果は真実なのか?アマゾンのリコメンドは真実なのか?「それが真実だとするととっても怖いかもしれない」と言いたくなります。

まだしばらく、真実は変遷するのでしょう。どこに行き着くのか、あるいは真実はたくさんあるということが新たな真実になるのか。Web2.0以後の世界はこれから創られていきます。この世界における真実を見出し、自らの手に握ったものは大きな力を得ることになるかもしれません。この業界にいる身として、人々にとってより良い真実を提供できるような、そんな仕事をしていくことがゆめみのミッションです。そんな仕組みを指して「情報流通プラットホーム」という言い方をすることもありますが、それを作っていくということがゆめみが目指す方向です。

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2006年10月10日

Category [ ネットが社会にもたらす影響 ]

Web2.0→真実の変遷、という捉え方。

「Web2.0ってなんだと思いますか」というばくっとした質問を受けることが最近非常に多いです。それだけ注目されているキーワードということなんだと思いますが、確かにそういう質問をしたくなるくらいに色々な言われ方をしている言葉です。この手の書籍では最初に出た小川さんの著書「Web2.0 BOOK」によると「Web2.0とは、インターネット上でこの数年間に発生したWebの環境変化とその方向性(トレンド)をまとめたものです」という書き方をされています。提唱元のオライリー社による説明はこうなっています。ソーシャルデータベースだと言う人もいます。

ただここまで世の中的に広まってきている単語として、Webで起こっていることだけにとどまらない影響を何かしら皆感じているのではないでしょうか。「何かわからないが得体の知れないことがWebの上で起こってるんじゃないか」という漠然とした感覚というか。

皆がそう感じているかどうかはともかく僕自身が最近は、「真実の変遷」がおきはじめているというような捉え方をしています。真実、というものは時代や環境によって大きく変わる相対性の強いものです。例えば平安時代に美人とされていた人は現代においても美人かというと多分そうではない。何が美人なのか、という真実は時代によって変わっているわけです。政治の例で言うと、一人の王様・君主が治めていた時代にはその君主の発言や行為が真実でした。現代においてはそうではない。法律が真実だったり、裁判官が真実だったりと分散されています。

そういう意味において、「誰の言うことが真実なのか」ということがWeb2.0という言葉が出てくる以前の世界と、以後の世界では異なってくる、ということなのではないかという捉え方です。

ちょっと長くなりそうなので続きは次回へ。

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2006年10月 6日

Category [ ケータイ ]

ドコモ検索と勝手サイト。

昨日、ドコモで検索サービスが開始されました。メニューリストと一番上に検索窓がついており、最初に検索をするとまずは公式サイト内での検索結果、画面下に勝手サイトでの検索を13の検索エンジンから選択して行うことが出来るようになっています。

これによる重要なポイントを挙げるとすると、

  1. ケータイでもSEOが本格的に始まってくる
  2. 検索エンジンへのトラフィックが集まることで、リスティング広告が本格的に盛り上がってくる
  3. 勝手サイトへの流入がさらに加速する

でしょう。特に3は大きいと思っています。これまでは頑なに公式サイトから勝手サイトへのリンクを禁じてきていたドコモですが、遂にそこに穴が開きました。既にFOMA端末からのWebアクセスは勝手サイトが7割以上を占める状況において、これ以上そこを無視するわけにはいかないという状況が生まれているということは非常に大きな意味があることだと思います。

まだまだケータイ検索エンジンの精度には改善の余地がありますが、これまで表立っていなかった勝手サイトにも光が当たり始めることでケータイのネット利用はさらに進化していくでしょう。特に、CGM系サイトとECの伸びがグンと加速されると思います。逆に、ナンバーポータビリティの実施も含めて公式サイトは益々しんどくなっていくでしょう。各キャリアの検索エンジン対応はケータイサービスの大きな転機となる出来事です。

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2006年10月 5日

Category [ Google ]

Google Calendarがまずい。

色々なところでの指摘が見られますが、Google Calendarがまずい事になっています。検索機能として、公開設定になっているカレンダーを検索することが出来るのですが、明らかに知らずに(?)全員に公開をしていると思われる人の予定がたくさんひっかかってきます。プライベートな予定、仕事の予定、取引先などが具体的に書いてあるケースもあり、具体的な氏名がイメージできるケースもありました。

Googleの意図通りなのかどうかはわかりませんが、ユーザの意図と異なっていることは間違いないでしょう。「公開設定になっているから検索でひっかかるのは当たり前」というスタンスを取りきれるものではないことだと思います。

カレンダー情報は未来の行動予定を知ることが出来る数少ない情報の1つですが、それだけに丁寧に扱う必要があるものです。ゆめみも自社サービスを今後広く展開していくにあたっては、「そもそもどんな情報を預かってるんだっけ」「ユーザの意図と多少ずれた結果になっても問題はないんだっけ」という点についてはしっかりと見つめた上でサービスをリリースしていかないと、非常にマズイことになるなと痛感しました。

Googleがこれをミスと認めるのかどうかはわかりません(認めない?)が、ユーザ視点でモノを作るというシンプルな考え方はサービスを作る側・提供する側としても必ず持っておかないといけないです。

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2006年10月 4日

Category [ ネットが社会にもたらす影響 ]

veena! 音楽趣向とネットサービスの相性。

veena!というサービスがあります。iTuneのミュージックリストを登録することでアーティストの情報を取得できたり、同じアルバムを登録している他のユーザのプレイリストを見ることが出来たりするサービスです。ミクシィミュージックである程度同様のことが出来るのですが、こちらはPC上で再生した曲のみをミクシィ側のサーバに送る形なので、通常PCで音楽を聴かない僕としてはあまりデータがミクシィ上にアップされません。

veena!の方はiTunes Music Libraryファイルをアップロードすることで、現在のミュージックリストを全てアップロードすることが出来るようになっています。ミクシィミュージックは専用のWindowsのアプリケーションをインストールすることでiTuneの再生曲を自動的にサーバ側に送信するようにしている分仕組みは複雑になりかつ使い勝手があまりよくありません。veena!のやり方の方が、僕には合っているようです。

いずれにしても、自分が普段聞いている音楽情報を元にしたサービスは様々な広がりが考えられます。単純に、自分と似た趣向の人が聞いている音楽でまだ聞いたことがないのがあれば聞いてみたいなと思います。iTMSでも同様のサービスは提供できるはずですが、こちらはまだ「新規追加」「トップソング」「トップアルバム」「スタッフのお気に入り」、などあまりパーソナイライズの要素は加味されておらず、あまりここから買おうとは個人的には思いません(探すのが面倒。ちなみにこの「探すのがそもそも面倒であるがいいのあったら教えてくれ」という類のニーズはまだあまりネット上で満たすことが出来ていません。次はこの辺なのかなと思っています)。

音楽こそ、うまくレコメンドすることでガンガンオンラインからでも購入するであろうコンテンツだと思うので、こういうサービスは今後もっと便利になっていって欲しいですね。

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2006年10月 1日

Category [ 個人的なネタ ]

65歳の挑戦、セルジオ・メンデス。

セルジオメンデス、というボサノバの巨匠がいます(Mas Que Nada(マシュ・ケ・ナダ)、など有名曲多数)。1941年生まれなのでもう65歳という結構いいお年の方なんですが、実は彼のライブに先日行って参りました。

世界にボサノバを広めた人の一人なのですが、その年になっても創作意欲は失われておらず、最新のアルバムではヒップホップとの融合を図っています。実は最新アルバムは聞かずにライブに行ったのですが、実に見事に新しい世界観を作っていたと感じました。ボサノバのブラジルな響きとラップのテンポが心地よく合わさっていて、気持ちよく音楽に浸ることが出来ました。

60歳を越えて、最早何も言わなくても世界の巨匠でい続けられる立場にあるのに、敢えて自らのこれまでの音楽性の殻を破ることに挑戦する姿勢。そしてそれをしっかりと成功させているセルジオメンデスという人間にただただ畏敬の念を持ったライブでした。

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