京都のリアルSNS。
といっても新しいサービスの話ではありません。先日、お客さんとご飯を食べているときに(また焼肉だったのですが)京都に遊びに行きたいというご要望を受けました。僕自身が京都出身のため、ご案内することはよくあるのですが、「お茶屋遊びをしたい」というご要望はやはり強いようです。
いわゆる「一見さんお断り」のシステムがあるため敷居がどうしても高くなってしまうというのが原因だと思いますが、この「一見さんお断り」というのは要するに招待制のソーシャルネットワークシステムです。このシステムは、京都流の「いけず」的精神によって成立したものではなくちゃんとした理由があってのことです(いけず、とはいじわるという意味の京都弁です)。
お茶屋さんという存在は要するに「代理店」です。お客さんは、お茶屋さんを通じて芸妓さんを呼んでご飯を食べたりするわけですが、お茶屋さんが直接芸妓さんを抱えたり食事を提供する機能を持っているわけではありません。そういうところへのネットワークを持っているということで、お客さんの要望に応じて「よしなに」対応してくれるという存在です。
勘定は基本的にツケであるため、支払いが保証されている人のみがお茶屋さんのシステムを利用できる、ということになります。なので一見さんはお断りなのです。ちゃんと支払ってくれてなおかつ酒の席で無茶なことをしないという信頼関係を持っている人からの紹介があってはじめてこのシステムに参加することが出来る。要するに京都に根付くSNSというわけです。
まあこれはネット上で実施するにはどうにもあからさますぎますが、サービスのヒントはこういう昔からの営みの中にも意外にあるのかもしれないな、とふと思いました。
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