シリコンバレーのスピードの秘密
gamification summitを終え、あとは帰国するのみとなりました。今回もたくさんのインプットがあって、今後どう活かしていくかを整理する所からやっていこうと思っています。
1つ発見があったのは、シリコンバレーではなぜこんなに産業としての進行のスピードが早いのかということについての1つの秘密、というか秘訣が見えた点でした。
それはネット産業全体としての学習サイクルがしっかり構築されている、そういう環境が当たり前のようにあるというところはかなり大きいなという点です。具体的にどういうことかというと、
- 新しい領域で成功するベンチャーが登場する
- なぜその(それらの)ベンチャーあるいはサービスが成功したのか、その要因はなんだったのか、一般化出来るようにフレームワーク化するとどう説明ができるのか、をしっかり要素を抽出して知見化する役割の人がいる
- その人が知見を共有する場(カンファレンスなど)があり、肯定的意見・批判的意見含めてしっかりと議論をする。参加者間での知見共有が一気に進むのでそれを土台にしたサービス・アイデアが生まれやすくなる
というようなサイクルです。今回でいうと、例えばジンガのソーシャルゲームが成功したのはどんな要素があったからなのか、ということが既にかなりしっかりと分析がされていました。それをゲーム以外の領域で利用するにはこういうフレームワークに則っていればいいだろう、というような一般化まで落とし込まれており、大変勉強になりました。(このへんの話は詳しくはgamification.jpの方で共有していこうと思います)
で、シリコンバレー(他の地域がどうなのかは知見がなくわかりません)では上記の2の役割をする人も結構層が厚い印象があります。アカデミックな領域(大学の教授・助教授といった)の人たちがネットの先端をしっかり押さえていて、かつ学術的・理論的な切り口でそこをしっかり分析しているんですね。
実際のプレイヤー企業からちゃんとヒアリングしたりコンサルで入っていたりするので、そこから得られるかなりナマの情報をもとにやってるので、非常に実際的・実用的な話になります。日本だとアカデミックな領域の人たちとビジネスの領域の人たちがそこまで足並み揃っている例は少なくとも僕は聞いたことがありません。
こういう環境があると、それはやっぱり知見やベストプラクティスの共有がどんどん進んでいくので、スピードも必然的に上がっていく。4ヶ月前に来たときには、チャレンジする人の量が圧倒的に多いのがスピードの差なのかなと思いましたが、こういう環境や人材がいるというのも大きな要因だなと強く感じました。
手放しでのシリコンバレー礼讃的な話はしたいわけではないのですが、こういうのを見てしまうとどうしても総合的な力の差を感じずにはいられません。今後、どんどん世界が狭くなっていく環境の中で、こうしたことも踏まえた上で動き方を考えていかないと、日本の中だけでやっていると取り残されていく一方だなと強い危機感を感じた今回の出張でした。
そういう気付きも含め、今回も大きな学びのあった、充実した1週間でした。あ~楽しかった。明日昼のフライトで日本に戻ります。
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コメント
生の声は非常に勉強になりました
Posted by : | 2011/08/17 0:00:18