ご挨拶

移り変わりの激しいモバイルインターネット業界ですが、最先端を切り開く一員としてそれがどういうことなのかを自分なりに解釈・翻訳してお伝えすることで、業界内外に関わらずワクワク感を共有できる人が増えると嬉しいです。

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深田浩嗣 Koji FUKADA

1976年京都生まれ、京都育ち。仕事を始めて東京に在住。

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2009年10月 8日


メルマガスタンドはコミュニティではない?

とっても久しぶりです。CNETベンチャーブログに10月からは掲載されなくなるということで、なんとなく心理的に書きやすくなったなという弱気な感じですが、アルファブロガーを目指すわけでもないので肩の力を抜いたエントリでも許される状況というのは気持ちが楽です^^;

最近ちょっと驚いたんですが、EMAの申請をうちのサービスSweetマガジンでもやろうとしまして準備をしていたのですが、メルマガ発行スタンドは審査の対象として考えていなかったという一次回答だったんですね。

メールなのでコミュニティではない?というような説明があったそうなのですが、どうもはてなな感じです。まあそもそも申請が目的というよりは監視・運用体制をしっかり整えましょうという目的なので、それはそれでやっているので実質にはあまり影響はないのですが、ちょっと残念という感じはあります。

話し合いは継続しているのでそのうち基準が変わることもあるのかもしれませんのでそうなったらまた・・・というところですね。

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2009年8月 3日


08年度モバイルEC市場

総務省が2008年度のモバイル市場規模を発表しました。

・モバイルビジネス市場は13,524億円(2008年)。前年比1,923億円(17%)増加。

・うち、モバイルコンテンツ市場は4,835億円(前年比13%増)。

 モバイルコマース市場は8,689億円(前年比19%増)。

とのこと。

来年にはモバイルEC市場は1兆円を超えそうですね。個人的な印象としては最近はだいぶ裾野が広がってきた気がします。一部の成功企業が目立つという状況ではなく、いろいろな企業がモバイルECで結構売り上げ伸ばしている、という話を聞くようになりました。 内訳を深堀してみたりとかモバイルに限らずEC市場全体と比べてどうかというところもみようと思いますが今日はこれまで・・・。

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2008年12月 9日


(ネット?モバイル?)業界の行方。

世の中的には先行き感が見えにくい状況になってきている中、ネット業界あるいはモバイル業界においてもある種の停滞感を感じることが多い今日この頃。この1、2年で相当程度淘汰は進むのかなと思いつつ、残ったグループでも1社だけではそろそろ見えにくいと感じ始める企業も多く出てきそうで、再編が進んでいくのでしょう。

一方で既存のメディアの力が明らかに落ちてきていて、放送業界や出版・新聞の業界での景気のいい話はもちろん耳にしづらくなってきていますし、こちらも合併など含めた大きな再編もあるのかなという気がします。

色々なうねりが重なってきそうで業界の行方としては読みづらいなと感じていますが、基本的には市場の要求にしっかりと応え続けられる企業のみが生き残るということと、生き残った企業に仕事も人も集まってくるということだけは確かだと思います。

うねっと大きく変わっていきそうな気配もあるので意外なチャンスが見えてくるかもしれませんね。昨日こんな話をする機会があったので、ぼんやりと書いてみました。

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2008年6月12日


iPhone売れるかな??

先日、ソフトバンクがiPhoneを販売することになったというニュースが流れました。

iPhoneがどのくらい日本の市場で受け入れられるのか、ということについて僕自身はあまりポジティブな予想をしていません。率直な意見としては結果的には話題性ほどの売れ行きにはならないだろう、と見ています。デジタルガジェット好きな人々が発売初日に一斉に買うというような現象は起きそうですが、そうではないユーザにまで浸透するような類のものではないだろうと思います。数量的にはディズニーケータイや場合によってはプラダケータイの方が売れるんじゃないかくらいのイメージです。

詳細スペック情報をまだ見ていないのでそれ次第ということはありますが、文字入力がQWERTY前提だったり3Gハイスピードでなかったりデコレメールが使えなかったり電池の持ちが短かったりするとだいぶ萎えます。普通のケータイサイトを見るためのブラウザの仕様がまた違ったりケータイサイトがまともに表示されなかったりするとさらに萎えます。

そんな風に思ってますが、果たしてどうなるでしょうか。

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2008年6月 2日


迷惑メール防止法の改正

以前から取り沙汰されていましたが、法案が可決・成立したようです。オプトアウト型でメルマガ登録としているサイトは(迷惑業者でなくても)相当量あるかと思いますが、これで大きな影響を受けるでしょう。要綱を見ると、

改正の内容

一 特定電子メールの定義について、送信者が自己又は他人の営業につき広告又は宣伝を行うための手段として送信をする電子メールとすること

とありますから、いわゆるメルマガは大体においてこれに該当しそうです(営業につき広告又は宣伝を行うための手段、の定義がこの文面からだけでは明確ではないですが)。

また

六 送信委託者を報告徴収及び立ち入り検査の対象として追加すること

ともありますから、メール配信業務を請負っている業者にも影響がありそうです。

運用の詳細は追ってガイドラインが出てくるようなので諸々の疑問はそこで明らかになるかと思われます。

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いやしかし、家のポストにどんどん投げ込まれてくるいろんなチラシ類も意味合いとして迷惑メールとほぼ変わらないように思うのですが、こっちにもこういう規正法案ってあるんでしょうか。

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2008年5月23日


新人向け説明会

モバイル業界のソリューション系企業の業界団体であるMMSAの理事を私の方で務めているのですが、今週に業界新人向けの無料説明会を理事メンバーで行いました。会員企業にこの4月に入社した新卒の方や、中途で入社した方向けに業界のことを学んでもらおうという目的です。

70人くらいお越し頂いて、私の方では最近のケータイサービスのトレンドやサイト構築においての重要事項を説明させてもらいました。あまりまとまった情報がない業界ですが、こうした形で研修が出来ると互いの交流も深まって非常によかったなと思いました。

今後も継続させていきたい取り組みです。

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2008年2月28日


iモードID

「iモードID」なるものを3月31日からドコモが提供するようです。一部のブログなどでは話題になっていた話ですが勝手サイトの使い勝手を大きく向上させる、待ち望んでいた開放の1つです。こういうことをこそどんどんと進めてもらいたいですね。

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2008年2月25日


PCユーザのケータイユーザ化(2)

背景として最も大きいのは回線速度の高速化でしょう。個人的な話になりますが、HSDPA対応になってからケータイでサイトを見る時に「サクサク感」を強く感じるようになりました。最大3.6Mbpsで受信できるということですが、実効数値はともかく感覚が大きく変わった、という印象です。PCユーザの感覚としても十分にブラウジングに耐えます。

実際、それ以降自分自身でもケータイでのWeb利用が飛躍的に増えています。仕事上、色々なサイトを調査するという意味でケータイのWeb利用はこれまでもやっていましたが、この増分はPCで閲覧していたブログやニュースあるいは簡単な調べものなどをケータイでも利用するようになったという意味合いです。

気がつけば「意外に使えるじゃないか」という環境が整ってきており、それに気がついたPCユーザがどんどんケータイを使うようになってきている。ミクシィのPV数逆転現象はそういう意味なんだろうと解釈しています。そしてそうしたユーザの使い方は「私用での」ネット利用が中心でしょう。

性別・年齢層を問わず、仕事でのネット利用はPC、プライベートでのネット利用はケータイ、という使い分けが今後進んでいくだろうなと感じています。さらに幅の広いサービスが数多く生まれてくるでしょうし、ゆめみとしてもそれを見据えた技術・サービス開発を色々と考えているところです。そういう意味で、これから色々楽しみなことが多いな、と新しいワクワク感を感じる今日この頃です。

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2007年12月21日


市場規模予測

先日ですが、NRIが国内IT市場規模の予測を発表しました。これによると、

  • B2C EC市場:07年度4.9兆円、08年度5.9兆円→12年度10兆円
  • ネット広告市場:07年度4700億円、08年度5800億円→12年度7800億円

だそうです。中でも12年度にはモバイルECが2兆円(約20%)を超えるということで、モバイルが市場拡大を牽引するそうです。モバイルは07年度14%だそうなので、規模としては約7000億円。12年度までの市場成長率は毎年おおよそ20~30%程度となります。

こういう予測ってどのくらいの精度があるんだろうな、と思って過去のNRIの市場規模予測を見てみたのですが

  • 2006年12月発表時 B2C EC市場:06年度3.8兆円、07年度4.4兆円→11年度6.4兆円
  •              ネット広告市場:06年度3600億円、07年度4700億円→11年度7400億円
  • 2005年12月発表時 B2C EC市場:05年度3.6兆円、06年度4.1兆円→10年度5.6兆円
  •                   ネット広告市場:05年度2700億円、06年度3600億円→10年度7400億円

広告市場の予測はこの3年ほど大きくは変わっていないようですが、EC市場は去年の予測と今年の予測で大き目の上方修正がされているように見えます。この1年で、NRIは何が変わったと見込んだんでしょうね。あるいは去年はECとみなされていなかったものが今年は加わったりしたのかな?

数値の正確性はともかく、引き続き高い成長性を保ち、モバイル分野が伸び、特にEC分野は去年思ったよりももっと伸びそうだ、という見解だということがわかりました。

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2007年7月25日


06年度モバイル市場規模

MCFで、06年度のモバイル関連市場規模のリリースされました。主だった点を抜粋すると、

  • モバイルコマース市場:5624億円
  • モバイルコンテンツ市場:3661億円:伸びが著しいのは電子書籍、デコメ、着うたフルなど
  • パケット定額制利用者:28%

特にモバイルコマース市場においては物販系の伸びが168%、2583億円と大きくなっています。ここは肌感覚と合致している点ですね。2007年度はもっと伸びるのではないでしょうか?06年度後半からモバイルECへの本格参入が増えてきているな、というのは感じていましたが、07年度に入って成功事例がどんどん増えてきている気がします。

ただ、実際にケータイで買い物をしている人はまだまだ少数派なのは現状。特にECサイトへの集客経路には不満を持つ事業者さんも多いのではないかと思います。逆に言うと、ECサイトへユーザを流せる媒体には大きな需要が眠っています。このあたりは2、3年で一気に充実していくでしょうね。

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2007年7月11日


PC特殊論。

先日の「モバイルビジネスサミット」のエントリで書いた、僕がモデレータを勤めたセッションではエフルート佐藤さん、ジグ福野さん、ロケーションバリュー砂川さん、の3名の方がパネリストでした。ディスカッションの中で出てきた共通の考えとして「PC特殊論」というのがあったのは嬉しい発見でした。

PC特殊論とは何かといいますと、

  • 今後、ネット利用者の傾向としてはPCからよりケータイからが中心になる
  • そのためPCからネットにアクセスするという人はむしろ特殊な層になる

というものの見方です。僕もこの考えには賛成です。会場の皆さんにも聞いてみたところ、同じように考えている人が結構いらっしゃいまして、反対の考えである「ケータイが特殊で、PCがメジャーだ」という人よりもずいぶんと多かったようでした。

こういう風に考えているのはモバイル業界の人だけかもしれませんが、自分の考えが裏付けられた気がして嬉しく思いました。ケータイというのはそういうポテンシャルのある端末だと思います。

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2007年7月10日


モバイルビジネスサミット

先週末、福岡でモバイルビジネスサミットというイベントがありました。CNETさんの主催で開催されたこのイベント、僕もプランナーとして声をかけて頂きまして、モデレータという大役を任せて頂きました。モデレータ自体は個人的には初のチャレンジだったのですが、なんとか無事に終了することが出来ました。

#お前モデレータのくせにしゃべりすぎや、という突込みも頂きまして、確かにそうだったなあと反省中

イベント自体は150名の参加で、いわゆるネット系ベンチャー企業だけではなく大手さんの参加もあり、キャリアさんの参加もあり、で幅広い業界の方々がいらっしゃっていたのは大変に意義深いことであるなと思います。

業界の特徴としてプレイヤーの多様性ということが挙げられるかと思いますが、一堂に会する機会はなかなかないので今後も是非定期的に開催して欲しいイベントだなと思いました。

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2007年4月18日


公式SNS。

ドコモの公式メニューにあるSNSサイト、着々と増えています。当初のミクシィ、グリーに加えてDisneyコミュニティ、オクトモ(楽天オークションのSNS)、イクセン(CAモバイル社)、ミュウモ・フレンズ、が現在の公式SNSサイト。公式メニューからのユーザ増加が果たしてどの程度期待できるのか不明ですが(招待制の場合はなおさら)、各社はどういうメリットを感じて公式化してるのでしょうか?Disneyは有料化というチャレンジをしているため、他のSNSサイトとは少し色合いの違う雰囲気が出ています。

広告も勝手サイトに飛んだりしているわけなので、今までのは一体なんだったんだと思う企業もあるであろうと思う一方、個人的にはその切り替えには賛成です。アクセスの7割が勝手サイトにあって、その増加傾向の流れは基本的に止められない以上早く認めてしまう方が正しい気がします。今後の方向性が感じられる公式SNSメニューを見るのはなかなか興味深いです。

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2007年4月11日


ケータイへの注目度。

最近というかようやくというか、ケータイで何かをしなければという雰囲気が本格的に高まってきているなという実感がここ数ヶ月はどんどん強くなってきているように感じています。2005年くらいまではなんとなく「ケータイってホンマかいな~」という空気がまだまだあったような気がしていたのですが、2006年を境に大きく雰囲気が変わってきているような、そんな感覚です。

どこに行ってどういう業界の人と話をしてもそういう気配を感じます。創業以来言い続けてきたことをようやくちゃんと話を聞いてもらえるようになったという感覚と、同じ話をしていても「それホントですか」ではなくて「それおもしろいですね」になってきたなという感覚。

同業の方は皆感じていることでしょうけれども、芽が出てきたというのはやっぱり嬉しいものです。まだまだこれからですが、ゆめみとしてはニッチタイムナビゲーター構想の実現と、さらにその先にある構想(構想というか現時点では妄想に近いですが)の実現に向けてますます頑張ろうと思う今日この頃でした。

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2006年10月16日


ケータイでもコンテンツ投稿・共有型のサービスが増えています。

最近、新しいタイプのコンテンツ投稿・共有型のサービスがケータイでも増えています。先日少し触れたveena!はiTuneのミュージックリストを投稿・共有するサービスでしたが、スティッカムという動画コンテンツの投稿・共有型のサービスがケータイ版を開始しています。PCの方はSNS的要素も持っていますが、ケータイの方は昔流行ったHot or notのようなインタフェースを採用しています。これは投稿されたコンテンツを5段階で評価して次々に見ていくという形式になっていて、ケータイでも見やすいです。Klabさんも最近ケースペ、という動画・画像・デコメの投稿・共有型のSNSサービスを開始しています。タグクラウドで検索させるというインタフェースは良くできているなと思いました。中でもDeNAさんのモバゲーは、質・量共に圧倒的に良くできています。

今後間違いなくケータイでもユーザ投稿・共有型のサービスが増えていきますが、公式サイトのしがらみを外れてこうしたサービスが立ち上がっていくことでケータイならではのネットサービスがどんどんと形作られていくことになります。ゆめみとしてもこうしたサービスへの取り組みは今後進めていきますが、まず現段階では他社さんも含めてたくさんのサービスが立ち上がっていくことで、業界全体としての盛り上がり感を出していきたいです。そしてケータイのおもしろさ・便利さに気付く人をどんどん増やしたい。

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2006年10月12日


テレビ連動型ケータイサービス ルドイア☆星惑三第

“2.0”の波がいよいよテレビ業界にもというCNETさんの記事を見てふと思い出したのですが、

先日たまたまテレビを見ていた時に妙に目が離せないケータイ連動型の番組がありました。ルドイア☆星惑三第、という奇妙なタイトルの番組です。日テレで、土曜日の深夜にやっていました。なんとなく全体的な雰囲気の奇妙さはペーパーボーイさんがやっているオモコロに通じるものがあって(個人的にこのサイトはすごく好きだったりします)、ふと惹かれてみていたのですが実は番組中でケータイをかなり使わせています。

オーディションの投票をケータイ経由でさせているのはわかるのですが、条件がちょっと変わっていて一人何回でも投票できるけれども投票数が1500票以上1800票以下の場合にオーディション合格となるそう(結果発表は次回持越しです)です。テレビなので企画主導で決まったことかとは思いますがシステム的にも非常にやりやすいものになっているということでよく考えているなと思いました。

番組途中でも、グッズ販売をケータイでやっているということをかなりアピールしていたように思います。番組全体にただよう独特の雰囲気とケータイの使い方が印象に残る番組でした。

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2006年10月 6日


ドコモ検索と勝手サイト。

昨日、ドコモで検索サービスが開始されました。メニューリストと一番上に検索窓がついており、最初に検索をするとまずは公式サイト内での検索結果、画面下に勝手サイトでの検索を13の検索エンジンから選択して行うことが出来るようになっています。

これによる重要なポイントを挙げるとすると、

  1. ケータイでもSEOが本格的に始まってくる
  2. 検索エンジンへのトラフィックが集まることで、リスティング広告が本格的に盛り上がってくる
  3. 勝手サイトへの流入がさらに加速する

でしょう。特に3は大きいと思っています。これまでは頑なに公式サイトから勝手サイトへのリンクを禁じてきていたドコモですが、遂にそこに穴が開きました。既にFOMA端末からのWebアクセスは勝手サイトが7割以上を占める状況において、これ以上そこを無視するわけにはいかないという状況が生まれているということは非常に大きな意味があることだと思います。

まだまだケータイ検索エンジンの精度には改善の余地がありますが、これまで表立っていなかった勝手サイトにも光が当たり始めることでケータイのネット利用はさらに進化していくでしょう。特に、CGM系サイトとECの伸びがグンと加速されると思います。逆に、ナンバーポータビリティの実施も含めて公式サイトは益々しんどくなっていくでしょう。各キャリアの検索エンジン対応はケータイサービスの大きな転機となる出来事です。

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2006年9月29日


ソフトバンクモバイル

ソフトバンクモバイル、13機種の新モデルが発表されています。かなり充実したラインアップで、他キャリアと比べても遜色のないレベルに来ています。ただ、我々開発する側としてはブラウザの仕様具合についてはとっても気になるところ。Vodafone3G端末の時にはえらい苦労をしたものですが、今回はどうでしょうか・・・。

実質的に、特に勝手サイトにおいてVodafone端末からのアクセスはほとんどないのがこれまでです。この状況がどのように変化していくのか、楽しみではあります。個人的に気になるのは「ホットステータス」という機能。予め登録した人の状態や気分を待受け画面に表示させるというものですが、PCでいうところのメッセンジャーのような使い方が想定され、これまでとちょっと違うコミュニケーションが生まれそうな気がします。ただ、残念なことに対応端末が2機種しかないので実際に使われる頻度は当座はかなり少なそうです。おもしろそうな機能なのに、ちょっと勿体無い気がしました。

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2006年9月20日


N902iXのさくさく感。

N902iXのサクサク感を解説している特集記事がありました。実際に使ってみたときに僕も驚きましたが、かなりのサクサク感です。一度使えば間違いなく戻れないでしょう。自分の端末はまだ機種変していないのですが、正直に言って早くこれに変えたいです。

Webも「ぱっ」と出ます。もちろん接続状況によってはそこまででないこともあるのですが、ストレスはかなり解消されることうけあいです。ケータイでWebをよく見られる方には絶対にオススメです。

パケット定額制はかなり普及が進んできているので、次にこの回線方式が普及してくれば、ケータイのネット利用は格段に増えるだろうなと思います。

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2006年9月17日


携帯のFlash(2)

 Flash Lite 1.1は、901系以降の端末で搭載されているFlashのバージョンです。PCのFlashに比べると当然表現できる範囲は限られているのですが、携帯ならではのイベントを取得することが出来ます。電波状態や電池状態、ボリュームの状態をとることができるので、工夫をすると見た目におもしろいFlashコンテンツを作ることが出来ます。

ゆめみサービスのSweetマガジンでは、毎週週刊スイマガというメールマガジンを発行しているのですが、そこで配布しているデジタルコンテンツにFlash待ちうけ画像があります。こちらで作成しているFlashで、電波状態を取得して表示内容を変えるものがいくつかあります。ちょっとした遊びですが、ケータイを開くたびに電波でも表示内容が変わるというのは意外におもしろいものです。

このバージョンのFlash Liteではそれほど複雑なことができないのであくまでお遊び機能にとどまりますが、ActionScriptに対応するなど、Flash Lite 2.0では色々とできることが増えそうなので、ケータイならでは便利機能をFlashを使うことで実現できるようになるかもしれません。例えば電波状況をマッピングするようなサービスが出来たりするとおもしろいですね。

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2006年9月 8日


ケータイではxxしないでしょう、という話

ケータイではxxなんてしないでしょう(面倒くさくて、画面が小さくて、などなど)、という話は、昔からしょっちゅう言われてきました。今でもおっしゃる人はたくさんいます。僕自身も、この業界にいなければそう言っているかもしれません。使っている人と使っていない人のギャップは、ケータイはかなり大きいです。

ケータイで文字たくさんは打たないでしょう。いやあ、打ってきます。何百字と打ってきます。両手でブラインドタッチで打つ人は、我々がキーボードで打つ並に速い人もいます。絵文字を駆使します。デコメール(携帯のHTMLメール)も使ってきます。最近、AU端末から絵文字入りメールを他キャリアに送ると、ちゃんと絵文字を変換して届けてくれるようになりました。これはユーザにとっては嬉しいと思います。ワンセグより嬉しいかもしれない。

ケータイでモノは買わないでしょう。いえ、市場は既に4000億円あります。毎年150%で伸びています。某モール運営会社の方に聞きましたが、ケータイでの伸びはPCの伸びを上回ったそうです。回線が速くなることでもっと購入者は増えるでしょう。パケット定額制加入者が増えることでもっと購入者は増えるでしょう。大体、PCの10%くらいの売上であることが多いようですが、伸びる余地はまだまだあります。

ケータイで検索はしないでしょう。最近、これがどうもするようになってきている。モバイルリスティング広告が伸びている(らしい)。AUがグーグルを採用して後、CP社の話を聞いているとやはりアクセス経路が変わってきている(らしい)。ドコモが採用することで、同じことが起きるでしょう。検索エンジン経由で、ひそかに勝手サイトへのアクセスが増えるでしょう。公式離れはさらに加速していくのでしょうか。SEOはどの程度有効なのでしょうか。

ケータイでxxしないでしょう、と今言われていることも、数年の間には当たり前のようにするようになっているのかもしれません。

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2006年9月 5日


携帯のFlash

携帯サイトでも、Flashを使うところが徐々に増えています。狭い画面の中で、いかにキレイに魅せるかというのは非常に重要なテーマなのですが、Flashをうまく使うことでかなり見栄えを良くすることが出来ます。ケータイのデザインに凝り始めたサイトの走りとしてはやはりガールズウォーカーになりますが、最近ではXHTMLとFlashを活用して見た目をしっかりと作りこむサイトが増えてきました。

PCのサイトを作っている人からすると信じられないかもしれませんが、ページの背景色を黄色にしたりピンクにしたり、というような派手な色使いをケータイでは平気でします。逆に、ケータイだとこちらの方が見栄えがするのです。文字の色も文中でかなりの使い分けを行うことで、見やすくなったりします。

Flashを使ったことでわかりやすく変わったと感じられるのがiMenuページです。これと同じような見せ方で、メニューをFlashで作っているサイトはいくつか出てきています。一例を挙げると、モバイルパナソニックのサイトにFlash版のページがあります。(直接URLを指定できないのですがここのQRコードからケータイサイトに飛んでもらって、そこからたどっていくと見れます)コンパクトに見やすくまとまっていて、デザイン的にも洗練された印象を受けるサイトになっています。

回線スピードが速くなることで、こうしたサイトがどんどん増えていくのでしょう。ユーザとしては、一度こういう作りこみをしたサイトを見れば、他がしょぼく見えてしまうでしょうから・・・。

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2006年8月28日


HSDPA

HSDPA方式に対応した端末、N902iXが8/31に発売されます。FOMAハイスピードエリアであれば受信時に最大3.6Mbpsの通信が可能になるとのこと。ハイスピードエリアでなければ通信が出来ないということではなく、エリア内であれば自動的に切り替わる形になります。ミュージックチャネル、という深夜に約1時間の音楽番組を自動的にダウンロードしておくサービスも始まるようです。

FOMAハイスピードエリアは発売時には東京都内23区のみですが、今年度末に人口カバー率70%、来年度末には人口カバー率90%を予定しているとのこと。

大容量系のサービスが提供されるということよりも、通常のWebアクセスのサクサク感がどのくらい上がってくるのか、早く実際に触ってみたいところですね。PCでもADSLが普及することでサクサク感が増し、もっとWebを使おうという気になりましたがケータイでもどのくらいそれが出てくるのか。最近ではデザインに凝ってFlashや画像をページ内に多用するケースも増えてきており、全体的なページサイズは明らかに増加しています。そうしたサイトがサクサク見えるようになってくると、益々その傾向が強くなるでしょう。ケータイでのWebサイト利用者がもっと増えてくれるといいなあ。

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2006年8月24日


メディアとしてのケータイの価値

テレビCMの崩壊に関するエントリなど、ネットの登場を契機とする(この業界にいるからには契機とさせて下さい)メディアの価値の移り変わりという所には常日頃から非常に興味を持っています。創業の経緯も色々とたどってみるとこういうところにあります。

メディアとしてのケータイの価値を考えた時に、異なる視点があるのかなと思っています。1つはPCのネット的な視点で見たときの価値。効果の測定がきっちりと出来る点、双方向性・ユーザの参加を促すことが出来る点、提供する情報量を自由にコントロールできる(既存メディアでは伝え切れなかった多くの情報を伝えることが出来る)、などの価値があると言えると思います。

もう1つが、むしろマスメディア的な認知あるいはそこからの直接のアクションを促すという価値。まだ、こちらでの訴求は業界的にもしっかりできているわけではないのですが、画面の小ささから伝えられる情報量にはPCと比べると限界がある。しかし、いつでもどこでも誰でも持っているというメディア特性を活かすことで、PCとはことなるメディア価値が本当は訴求できるはず。ケータイをメディアとして見た時にはここをどう掘っていくのか、は1つのポイントになるのかもしれません。

あるいはこの2つの視点をうまく融合させるか。「これだ!」という解は見えてはいないもののそういう方向性をどう見出すのかはゆめみにとっても大事な課題の1つです。

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2006年8月21日


モバイル検索。

検索がケータイの世界でも一気に表通りに出てきている感のある今日この頃。

モバイル検索にも競争が必要--NTTドコモ

果たしてアクセス経路はどのように変わっていくでしょうか。いずれにしても公式CPは戦々恐々、勝手サイトにユーザが流れていくというトレンドにさらに加速がついていくことは間違いないと見ます。検索の精度をどう上げていくのかというのは各検索エンジンプロバイダーの今後の課題となりますが、画面の小さいケータイですから順位の上下の影響はPCより格段に激しくサイトアクセスに対して出てくるでしょう。これからますます面白そうな感じがします。

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2006年8月10日


MNP、10月24日スタート。

ナンバーポータビリティ(MNP、Mobile Number Portability)、10月24日スタートすることになりました。メールアドレスが維持できないため、さくらインターネットなどサブアド(※)系サービスのリリースも最近でいくつかありましたが、ビジネスの機会というよりは脅威と見る向きの方がケータイ業界的には大きいのではないでしょうか。公式サイトの休眠ユーザが消失してしまうことによるロスはバカに出来ないと思います。

※サブアド:サブメールアドレス。ケータイのメールアドレスは迷惑メールが頻繁に送られてくることを嫌ってアドレスの変更を頻繁に行ったり、長くて複雑なアドレスにしているユーザがいる。そういうユーザが、別のアドレスをキャリアドメインとは別に保有することで友達へのお知らせの手間を省けるようにすることが出来るサービス。

キャリアとしては、当然自社にユーザを囲い込もうとするため独自のサービス展開をせざるを得ません。そうすることで妙に意地の張り合いのようなことになってしまって、結果的にサービス提供者である我々が対応に追われてしまうようなことになるリスクもあります。ケータイインターネットの発展において悪い影響が出る競争環境にならないように祈ります。

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2006年7月14日


ケータイのメール配信。

ケータイのメール配信は非常に大変です。何が大変かというと、キャリアブロックを食らうと配信ができなくなってしまうという点です。キャリアブロックとは何か。ケータイ端末に向けてメール配信をしようとすると、キャリアのメールサーバを経由して配信することになります。その際に、迷惑メール対策の一環としてキャリアが「怪しい」と判断した配信元サーバからのメール配信をブロックすることがあります。

公にされていることではありませんが、ケータイ業界では周知の事実でそれをいかに回避してメールを配信するのかということが大きな課題となります。キャリアブロックを食らいやすいケースとしては、エラーメール(アドレスが存在しないなど)の含有率が一定割合を越えている、一定以上の配信量がある、などです。キャリアブロックを食らってしまうと、処理性能の低いメールサーバに強制的に回されてしまったり、そもそも配信ができなくなってしまったりします。

真面目にサービスを運営している側からすると迷惑極まりない話なのですが、なんとも仕方がない。そしてこのキャリアブロックを食らう条件(エラーメール含有率などのパラメータ)も、キャリア側で日々変更がされるので、対応にはイタチごっこが続きます。一旦ブロックを食らってしまうとなかなか回復できなくなってしまいますので、事業上のダメージは大きいです。

そしてまた厄介なことに、エラーメール含有率はほうっておくとどんどん増えていきます。これはケータイの特徴ですが、メールアドレスの変更はかなり頻繁に行われます。体感値的には半年間ほうっておくと半分くらいはアドレス変更されているのではないでしょうか?また、ドメイン指定受信という設定もありますので自社サービスのドメインが受信対象に入っていないと送れない、ということも起こります。

ですので、半年前に取得したアドレスリストを使ってサービスを始めようとすると、最初に配信したとたんにエラメールの嵐となりすぐにキャリアブロックを食らってしまってサービスができなくなってしまう、ということも実際にはあったりします。

メール配信はケータイサービスを実施しようとする際には避けられません。こういう困難を乗り越えてアドレスの取得とメール配信は続けないといけないのです。

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2006年7月 4日


デコメ

「デコメ」皆さん使ったことありますか?受け取ったこと、あるいは送ったこと、どちらでも良いです。

・・・ええ、残念ながらあまり使ったことのある方はあまりこの読者の方には多くないかもしれません。ちなみにプライベートでは僕もありません(ええ、生粋のケータイ世代というには遠いおっさんです)。手前味噌ですがデコメを受け取ってみたい人はゆめみのサービスSweetマガジンのデコメ新着バックナンバーをご覧下さい。相当、頑張ってデコメを作っている人がたくさんいることがわかるかと思います。(ちなみにメルマガスタンドで頑張ってデコメ対応してるところってあんまりありません)

PCではHTMLメールを個人でわざわざ作って送るということはあまりないのではないかと思いますが、ケータイのデコメはそれこそ「ケータイユーザ」にはとっても頻繁に使われています。最近、メールマガジンをデコメで配信してみていますが、感覚的にはCTRが高くなっているようです。やはりこの画面サイズでは通常メールとデコメールとでは表現力が大きく違ってきますので、見た目のインパクトにかなり差があります。ゆめみ社製ケータイメール配信サービスmobmailでもそろそろその機能がつく予定ですが、ぼちぼち本格的にユーザがデコメを使い始めている状況になってきています。

実際はデコメでメルマガ配信している企業はまだほとんどないかと思いますが、対応はそろそろ考えてみてもいい時期かと。

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2006年6月29日


国産検索エンジン開発プロジェクト(2)

国産検索エンジンはなぜ必要なのか?--経産省担当者に聞く

国産検索エンジン開発プロジェクトについて、僕自身も以前のエントリで「本当にうまくいくのかなあ」という感触で確かに見ていました。ただここで書いてあることを読むと結構おもしろそうに見えます。画像や映像の検索という範疇ではなく、もっと大きな絵を描いていそうな気がする。

この図中にある、非デジタル情報のデジタル化、非Web情報のWeb化、という考え方は我々も同じことを考えていて、今後ゆめみとして中長期的に狙っていきたい方向性とも近いものがあります(だからケータイの分野で頑張っているわけです)。情報家電に限らず、非PCデバイスがネットにつながってくるようになると様々な分野で現在「Web2.0」というキーワードが示しているような状態が徐々に徐々に発生してくるだろうと考えていて、たとえばユーザ参加型、緩やかな結合、などそういった状態が非PCデバイス同士でも行われるようになるだろう、と。そこで中心的な役割を果たすようになるのが、ユーザ接点となるケータイだ!、というのが我々の考え方です。

まだこの国産検索エンジンプロジェクトも具体的ではないですが、こうしたイメージに近いことを想像しているのかもしれないな、と思いました。

それは、技術要素として検索は使うことになるでしょうけれど、ひょっとするとユーザから見た時のサービスの姿としては「検索」ではないのかもしれませんね。ちょっと興味出てきた。

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2006年6月26日


ケータイサービスの見えにくさ。(2)

ケータイサービスが見えにくい、というエントリについてtessyさんから引用を頂きましたので、もう少し突っ込んでみようと思います。

PCのネットに比べてサイトが見つけにくい、という話は前回のエントリでしました。逆にPCはなぜ見つけやすいと言えるのか、という点から考えてみたいと思います。Webの発展はある意味検索エンジンの発展に紐付いている面が相当に大きいと思っています。僕自身、Googleが登場する以前はgooをよく使っていた記憶がありまして、仕事をしているわけ(6)で紹介したゆめみ亭でもgoo対応のSEO対策をやっていたものでした(99年当時はSEOという言葉は一般的ではありませんでしたが)。当時は割りと単純なテクニックで上位に持って行くことが出来たのでかなり有効でしたが、逆にそれは出会い系やアダルトサイトの徹底的なSEOスパム(といっていいと思います)攻撃により、検索エンジン自体の精度が危ぶまれるという状況になりました。その段階ではサイト間の相互リンクや地味な掲示板への書き込みで集客を増やすということをしょっちゅうやっていたものでした。

そこでGoogleが登場し、そんなことをしなくても検索エンジンがそれなりに使える精度になってきた。サイトを見つけるための手段として有効であるということになると、そちらにシフトしていく。「ページランク」という考え方はそういう意味では大正解だったわけです。

その後、全体のユーザのリテラシーレベルが上がってくると例えばブログというサービスを使いこなすことが出来るユーザも増えてくる。トラックバックという機能を使うことで、相互リンクを張ることが非常に容易になる。パーマリンクやタグの書き方など、検索エンジンとの相性が良くて引っかかりやすい。

このように、一方通行主体だったWebの世界の歩き方が、色々なところから縦横に・双方向にリンクが張られるという要素が増えることで大きく変わってきていると思います。Web2.0という単語もこういう状況を象徴するキーワードとして登場してきたものでしょう。

ケータイではこういう世界がまだ作られていない状況です。詳しくはここではお話できないのですが、弊社のPC+携帯両対応オンラインショッピングシステムmercury日本最大級のケータイメルマガスタンドSweetマガジンは、その辺をかなり意識して今後成長させていく計画です。追って、プレスリリースなどで皆さんにもお知らせが出来るかと思いますのでお楽しみに。

#一緒にこういうサービスや製品を作ってくれるエンジニアさん、大募集です

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2006年6月23日


フルブラウザ

「フルブラウザを標準搭載に」──孫社長

どうなんでしょう、フルブラウザの標準搭載。ドコモはブルブラウザを標準で搭載している機種もありながらパケ代定額の対象外としていたりして、なんだそりゃって感じですが、さすがにソフトバンクモバイルはそれはしないでしょう。

WIN端末にもフルブラウザが標準搭載されているのはありますが、実際問題どの程度使われているのでしょうか?ケータイサービスの見えにくさで書きましたが、ケータイサイトをあまり知らないPCメインのユーザがフルブラウザを使うケースというのはままあるかと思いますが、ケータイメインのユーザがフルブラウザを使うのか。

実際問題としてフルブラウザでサイトを見るのはツライ。画面の大きさが違うのを無理やり見せるのはナンセンスだと個人的には思っていて、PCの代替物としてケータイを捉えるのは考え方の方向性としてそもそも違うのではないかなあと。ケータイは「ケータイ」であって、「携帯できるPC」ではないと思うのです。

ユーザの動き方を見ていればモノの買い方1つにしても、ケータイとPCとではまったく異なるということは以前のエントリで書きました。衝動買いのケータイに対して納得買いのPC、という話です。当然ながら買い方が違えばサイトの作り方も対象とするユーザも異なってくる。なので、フルブラウザ標準搭載、には否定的なのでした。

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ケータイサービスの見えにくさ。

ケータイサービスって色々な意味で見えにくいな、と感じています。

サイトを探す手段が限定されている。PCのようにサイトを探しやすくなっていないのでどのサイトが流行っているのか、日々自分で見ていないとわからない。クチコミで広がるケースが未だに多いのですが、自分がそのクチコミネットワークに入っていないとそもそも情報が入ってこない。クチコミネットワークは、主に普段ビジネスをしている人達が接触を最もしないであろう、10代の女性で形成されています。

ログ解析をしても、仕様上どこから来たのかわからないことがほとんどです。空メールでアクセス、ということも最近増えてきていますがこれも同じ。簡易なアドレスが好まれるためアドレスで区別、ということも実際問題なかなか出来ない。QRコードだと一応出来ます。そろそろ利用者が出てき始めているのでこれを活用するのはある程度はいけるかもしれない。

特に勝手サイトなんてほとんど闇のような(見つけにくい、という意味で)世界で、ケータイの広告代理店関係者以外はどのサイトが流行っているのかほとんど知られていないのが現状ではないでしょうか。PCを使い慣れている人からすると、仕事以外でケータイサイトを見ようというモチベーションが湧かない、というケースが多いように思います。

でも世の中そんな人ばっかりではなくて、PCを使い慣れていない人もたくさんいるんですよね。そういう人達にもネットの恩恵を感じてもらえるようなサービスを作っていくべく、日々精進しています。

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2006年6月22日


Googleとケータイ

先日、KDDI社とGoogle社の提携のリリースが流れたことについて少し思っていること。

ケータイ業界では常識なのですが、公式サイトにおいてサイト間のリンクってものすごく制限されています。公式サイトから勝手サイトへのリンクはご法度で、公式サイト間のリンクも基本的にはキャリアから歓迎されていません(自社内のサービスであればOKな事例が増えてきてはいますが)し、他社のサイトへのリンクを張るということも基本的にしません。公式のメニュー以外のポータルも基本的に存在しない。

つまり、公式サイトにおいてリンクがどういったサイトから張られているのか、という考え方を元に定められているページランクのアルゴリズムは基本的に成立しないと思っています。とはいえ、ケータイにおいて結果の表示順位の重要性はおそらくPC以上にあります。これは公式サイトのCPであれば痛感している事実。公式メニューでの順位が1位と10位では、ユーザの流入数がとんでもなく違います。ユーザ課金モデルが中心の公式サイトではこれは死活問題です。この順位はユーザ数などで決まっていることが多い。

とはいえ検索サービス自体のニーズはケータイにおいても高まっているのは間違いありません。サイト数が増えてきているのは事実ですしコンテンツを探す手段が限られていて不便だというのは確か。

そんな中、いくつか疑問が出てきます。

  • Googleで検索した結果の順位はどういうアルゴリズムを元に決定されるのか?
  • そもそもなぜGoogleと組んだのか?ページランクが使えないGoogleと組む意味をKDDIはどこに見出しているのか?

現時点で僕も明快な答えを持ちませんが、興味深いテーマです。

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2006年5月29日


NILSにて

NILSの中で、「Web2.0的広告」とは何か、というセッションがありました。そこで紹介されていたのはアフィリエイト、コンテンツマッチング広告、ブログ掲載保証型、RSS広告、の4種類でした。アフィリエイトはケータイでも進んで来ていますが、それ以外の手法についてはまだあまり登場して来ていません。

また別のセッションで、モバイルの広告市場の伸びについてのものがありました。ドコモのiモードご利用状況を見ると、2006年3月時点で平均して23.9PV/日あります。imode契約者数が約4600万なので、ドコモ全体のPV数は約11億PV/日、ということになります。FOMAとmovaの比率が半々で、FOMAユーザだけでみると45.2PV/日なので、徐々にこれが切り替わっていくことで単純に倍くらいのPV数にはなっていくのでしょう。

ただ、このFOMAユーザの平均PV数については、パケット料金定額制が導入されて以来ほとんど変化がありません。HSDPAの普及やワンセグの普及によって増えていくことが期待されますが、実際はどうなるのか。

KDDIはこういう数値を発表していないので、全体のPV数はわからないのですがEZwebの契約者数が約2000万、経験則的には半分くらいの利用なので約5億PV/日くらいでしょうか。この際Vodafoneは無視しますがそうするとケータイ全体でのPV数は多く見ても20億PV/日、と推定できます。

PCの世界において全体のPV数あるいは一人当たりの平均PV数/日と比較することで、広告市場の大きさの推定や1PVあたりの単価比較から見る媒体価値(と言い切ってしまって良いのかどうかわかりませんが)の違いがわかります。媒体の特性を知る上で知っておきたいデータです(調べておこう)

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2006年5月22日


フォーサイドのMVNO

携帯新勢力来年デビュー フォーサイド、まず端末音楽配信 - CNET

フォーサイドがMVNOに参入するようです。今後、MVNO参入企業は徐々に増えてきそうです。単純に言えばキャリアから回線を仕入れて販売するという事業で、これまでのキャリアでは小さすぎて押さえられなかった市場に対し、ユーザニーズにきめ細かに対応していくことで価値を出していくというのが基本的な考え方になるかと思います。かつ、そのユーザに合わせた独自の販売ルートをしっかりと持っていること。

特に後者を押さえられている企業は、意外に色々な企業がMVNO事業で成功する可能性を持っているように思っています。「そんなちまちました市場は絶対キャリアは狙えへんやろ!」という切り口(といっても数十万のオーダーか)は結構あります。

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2006年5月18日


PCとケータイ

PCをメインに使うユーザとケータイをメインに使うユーザは似て非なる人たちです。よく外で話をする際にはショッピングの事例で説明することが多いのですが、PCをメインとするユーザ(このブログを読んでいる人は確実にこちらの層かと思います)はモノを買う時にはどちらかというとかなりきっちりと調べてから買うことが多いと思います。

メーカーのスペックや価格を比較することはもちろんですが、ユーザ評価やクレーム・不具合の有無なども頑張って調べようと思えば調べられます。あるいはそもそも欲しいものの抽象度が高い時、例えば母の日に何か送らないといけないよな、という時にも色々なサイトを見て買うものを選びます。僕自身も、PCでモノ買う時にはそうすることが多いです。いわば理性に訴えるイメージです。

一方ケータイの場合はそういう比較や調べることがそもそも非常に手間がかかるということもありますが、より個人に近いデバイスだということもあって、理性よりももっと本能に訴えるイメージが強い。使っている状況も、時間がないときであったり周りに比較対象がないケースが多いです。実はこの間の母の日も、当日に外出先で「あ、今日は母の日だ!何か送らないとな。でも今日は一日PCに触れないから忘れないうちにケータイから買っておこう」ということがありました。あるいは衝動買いに近い買い方です。

実際にPCとケータイを使う人たち自身も異なっていることが多いです。ケータイのヘビーユーザは、やはり今の20代前半から下の年齢層が多く、彼・彼女らにとってケータイでの文字入力は全く苦にならないという場合も少なくありません。また初めてメールやネットに触ったのがケータイ、という層でもあります。使い方の感覚は全く異なっていると言ってもいいかもしれません。

PCがメインで後からケータイに触った層と、ケータイがメインで後からPCに触った層と、使い方が異なってくるのは当然ですが、サービスとしてそれは今後どのような影響が出てくるのでしょうか?

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PCとケータイ(2)

DeNA社が運営するサービス「モバオク」で、PCから出品検索が出来る機能が公開されています。検索をPCで行い、入札をケータイで行うというフローになっています。ケータイは月額課金型なので入札をケータイで行うというフローを外すことは出来ないという事情があるとはいえ、ケータイメインのサービスがPCに進出していく事例は今後も増えていきます。

PCメインのサービスがケータイ版を作るという事例はこれまでも多々ありました。ケータイをメインとするユーザとPCをメインとするユーザは文化が現状かなり異なっているので、あくまでPCサービスの補完という意味合い、PCユーザがのためのケータイサービス、という位置付けになります。

逆のパターンが今後増えていくとすると、ケータイユーザのためのPCサービスというものが増えていくことになります。例えばブログで言うと、ライブドアのブログはかなりケータイからの書き込みが多いようです。絵文字を多用している投稿者はケータイリテラシーが高いでしょうし、ケータイサイトに関する書き込みも割りと見受けられます。

PCとケータイ、両者の垣根はどんどん低くなってきている現状です。サービスのあり方もそれに連れて徐々に変わってきている気がします。

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