米国携帯業界にとっての失われた時間
最近クラウドに興味を持って色々と調べてみていますがその中で最近読んだのが小池良次氏著「クラウド」。どちらかというとグーグルの戦略についての記述に中心が置かれているような印象の本だったのですが(個人的にはアンドロイドについて1章割かれていたのは良かった)そちらの方で興味深いことが書かれていました。
米国の携帯業界が遅れており失われた時間は戻ってこない、という件は特に関心を引きました。概ねは以下のようなことです。
日本では端末買い替え需要を促進するモデルを作ったことで加入者の増加と端末の進化が次々と進んでいくこととなったが、米国では「安く長くどこでも話せる」音声プランでの競争を続けた結果端末自体が進化しなかった。
一方で市場自体は成熟期に入ってしまい端末買換え需要も勢いがない。にもかかわらず高度なコンテンツやサービスが提供できる端末を提供しなければならない。
これを打破する一手としてアンドロイドが受け入れられる土壌があった、というように説明は続きます。
よく米国でケータイが普及していない理由の説明として「アメリカ人には日本のようなケータイネット文化はなじまない」というような話を聞きますが、ステレオタイプな文化的差異に要因を求めるよりは、上記のような要因の方が理由としては余程説得力を感じます(鵜呑みにできる話かどうかはまた別で検証しないといけませんが)。
向こうも向こうで苦労してる、ということも少なからずあるんだなと思ったのでした。
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